「尿が近い、夜のトイレが多い、漏れそうになる、漏れてしまう」
こんな排尿の症状を年のせいにしていませんか?
最近の調査によると、40歳以上の日本人のうち約1000万人が、何らかの排尿の症状で悩んでいるといわれています。その中でも、夜間にトイレに行く症状で悩んでいる人が最も多いことがわかりました。
排尿は、健康状態を反映しています。
排尿のトラブルには、膀胱から尿道へかけての下部尿路の病気が関係しています。
【排尿のトラブルの分類】
| 蓄尿症状 | 排尿症状 | 非尿後症状 |
| ●回数が増える | ●出ない、出にくい | ●残る、残った感じがする |
| ●我慢できない | ●勢いが弱い | ●切れが悪い |
| ●漏らす |
咳やくしゃみ、運動などで力んだ瞬間、急にお腹に圧力がかかり少量の尿が漏れることがあります。妊娠・出産、女性ホルモンの減少などで尿道や骨盤内の臓器を支える筋肉(骨盤底筋)が弱くなって起こるためです。多くの女性が経験しています。
【骨盤底筋がゆるむ要因】
●妊娠・出産
●更年期
●便秘
●加齢
●肥満
●子宮摘出
【症状】
「こんな時に漏れる・・・」
●重いものを持つ
●咳やくしゃみをする
●走ったり、ジャンプしたりする
病院ではまず、一般的な検査を行い、必要に応じて詳しい検査を行います。
【一般的な検査】
| 問診 | 検尿 | 超音波診断 |
| 排尿の症状やこれまでの病気などを詳しく聞きます。 | 腎機能の状態やがんの有無などを調べます。 | 尿の残量や膀胱などの様子を観察します。 |
【詳しい検査】
膀胱内圧検査
膀胱に水をゆっくり入れ、圧力の変化を測定し、膀胱の水をためる力や押し出す力を検査します。
X線検査(チェーン膀胱撮影)
腹圧性尿失禁の検査です。チェーンを入れて尿道の位置、膀胱と尿道の関係をX線撮影します。
1時間パッドテスト
着用前のパッドの重さを量る
↓
パッドをつけ水500mLを飲む
↓
歩いたり、階段昇降を行う
↓
強く咳をしたり、走ったりする
↓
パッドを外し、再度重さを量る。
着用前の重さとの差が、漏れた尿量。
その尿量から重症量が判定される。